The Sovereign Individual
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もう1冊ピーター・ティールが愛読しているのが1997年に出版された「ソヴリン・インディヴィデュアル(The Sovereign Individual)」という未邦訳の本。サイバースペースとか暗号化技術とか電子マネーが出てくることで国民国家の力が弱まって消滅するだろうという予言的な本です。たとえば電子マネーが流通したら中央銀行は貨幣発行益を失い、税金がとれなくなり、福祉のシステムもなくなって、国家は没落するだろうと。言ってみればリバタリアン的なビジョンというか。
https://ascii.jp/elem/000/001/832/1832059/2/
https://gyazo.com/cf64047ccb9a32661102b21891bed91a
WIRED岡田さん
Vitalikも言及
What do I think about network states?
ネットワーク国家は、リバタリアニズムの思想的後継者の試みと見なすことができる。Balajiは『The Sovereign Individual』(私のミニレビューはこちら)を重要な読書とインスピレーションとして繰り返し賞賛しているが、同時に重要な点でその考え方から逸脱し、彼の新作では道徳やコミュニティといった社会関係の多くの非個人主義的・非貨幣的側面を中心に据えている。The Network Stateは、暗号空間におけるより広範な政治的シナリオを描く試みと見ることもできる。ブロックチェーンは、広い世界から切り離されたインターネットの片隅にとどまるのではなく、人間社会の大部分を組織化する新しい方法の中心的な役割を果たすことができるだろう。
https://vitalik.ca/general/2022/07/13/networkstates.html
ツイートでの書評
Book review tweetstorm: The Sovereign Individual (1999)https://t.co/WwopQuj8RoThe book was certainly a inspirational tome for much individualist cypherpunk thought in the 2000s. But what did it concretely predict? And with 2020 hindsight (heh), what was right and what wrong?
@VitalikButerinVitalikButerin.icon March 29, 2020
@0xKohshi: @0xtkgshn この本はやばいです(いい意味で
@0xkfJP: @0xKohshi @0xtkgshn 今、何章くらいが面白いですか??
8章くらいですかね??